ご挨拶

 現在の我が国では高齢化が急速に進んでおります。内閣府が発表している「平成27年度高齢者白書」によると、今後、いわゆる「団塊の世代」の方々が75歳以上となる2025年には、高齢者人口は3,657万人にも達すると見込まれています。こうした中で近年、高齢者の地域社会での生活の在り方が大きな問題となっています。高齢者の方々の多くは福祉施設への入居よりも、住み慣れた自宅での生活を選択することが一般的となってきています。そのため、高齢者ご自身とその家族の負担が増大し、経済的問題や人間関係等の諸問題を抱え、生活状況が深刻化しているという現状があります。
 設立代表者は、介護施設の運営を行っておりますが、現場においては介護保険だけでは足りず、介護に困窮している方の相談を受けることが多々あります。そのようなご家族に対しては、割安の自己負担、または無償にてサービスを提供し、施設の負担で日常生活の支援や病院への付き添いなどを可能な限り行っておりますが、介護保険といった法律の枠内またはその周辺のサービスの提供になってしまうため、既存の介護施設だけでは限界があります。
 そこで、既存の介護施設とは別に、新たな法人を立ち上げ、高齢者とその家族に対して、高齢者の生き甲斐、日常生活、就労等の支援に関する事業等を行い、高齢者やそのご家族の方々が、地域社会において自立した生活と積極的な社会参加をすることができるよう支援し、地域社会に福祉増進に貢献してまいりたいと考えております。また、同様な状態にある障害を持つ方々やそのご家族向けの支援もあわせて行ってまいります。

 他方、我が国では、犬や猫をはじめとした様々な種類の動物が飼養されております。飼養する方の中には動物を単なる愛玩動物としてではなく、孤独感やストレスを癒してくれる大切な家族として、或いは日常生活を送る上でのパートナーとして考える方が多数おり、ストレス社会と呼ばれる現代社会において、愛玩動物と共に暮らす事は非常に有意義であると言えます。近年では、多種多様な動物が販売されていることもあり、一時的な感情だけで購入してしまい、その動物の生態や習性についてよく分からないまま飼養し、後になって飼育が面倒になった、望まない出産をしてしまった等の理由によって飼養放棄されてしまうことが、大きな社会問題となっております。そのような放棄された愛玩動物の多くは保健所によって保護されますが、ほとんどが新たな飼い主や引き取り手が見つかることがないまま殺処分されているのが現状です。環境省発表による平成26年度の犬殺処分数は約22,000匹、猫殺処分数は約80,000匹にものぼり、その数は年々減少傾向にはあるものの、それでも1日に約280匹もの犬や猫が殺処分されている計算となります。
 また、設立代表者がペットショップを経営している経験から、人間の都合によって生じる殺処分の問題を解決するためには、多くの一般市民に向けて愛玩動物の保護や適正な飼養等について、啓発する必要があると強く感じております。
 そこで、当法人は、愛玩動物の保護、里親募集、適正な飼養等の支援に関する事業として、愛玩動物の保護、里親及び適正な飼養に関する情報、引取先の募集を会報・ホームページを通じて提供し、人と動物が共生できる地域社会の形成を推進するための活動を行ってまいります。

 更に、現在の我が国では所得格差による教育の格差が大きな問題となっております。文部科学省が発表している平成21年度の文部科学白書によれば、世帯年収が高いほど、自宅での学習時間が長く、学力テストの正答率が高い傾向がみられることが判明しております。その結果、進学先の差があることで、職業が決まり、生涯年収に差が生まれ、結果として貧困が再生産されてしまうという現実があります。貧困の再生産は社会不安の要因ともなり、具体的な行動が必要だと考えます。
 そこで当法人は、子どもの健全育成、学力向上等の支援に関する事業として、貧困家庭・一人親等の子どもを対象にした低額の学習塾を運営することで、経済的な事情による教育の格差を産まない社会づくりを目指していきたいと思っております。

 以上のように、広く地域の皆様に対して、高齢者の生き甲斐、日常生活、就労等の支援に関する事業、愛玩動物の保護、里親募集、適正な飼養等の支援に関する事業等を行い、高齢者の生活支援、動物の愛護及び子どもの健全育成を推進し、もって公益に寄与することを目的とし、社会に貢献していきたいと考えております。








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